1949-05-12 第5回国会 参議院 労働委員会 第12号 労働委員会は、終戰以來労組法施行後、激化するインフレ、上昇する物價、原料資材の欠乏し、設備の荒廃しているこの経済界の実情から起つて來るところの労使間の烈しい隔たりの中に、日本経済の悩みを一人で背負つていたものということができるのであります。二十一年の三月に、上から與えられたところの労組法は、日本の政府にも日本の國会にも労働爭議解決の権限を聊かも與えておりません。 佐藤正義